下川島のホテルの予約

珠海のゴン地下2階、中旅バス乗場の前に旅行社がある。カウンタが柱の周りを六角形に囲んでいるところです。
ここで、「下川島套票」(下川島セットチケット)という掲示を発見。
どういうものなのか尋ねてみました。
返答は、バスと船のチケットがセットになっているだけで、割引になるわけではないので、あんまり意味はないよ、とのこと。


ここの旅行社では、下川島のホテルの予約も取り扱っているそうです。
料金表は下のとおり。
僕はここに出ているどのホテルにも泊まったことがないので、これが現地での飛びこみ価格と比べて安いのか高いのかは分かりません。

周1~4は月から木。周5は金。周6は土曜。周日は読んで字のごとく。週末料金が平日の倍額近いのは観光地ならでは。個人でいく場合は「散房」の価格。

珠海のホテルと比べると随分高いなと思いますが、ハイシーズンの観光地なのでこんなものかな。僕は夏期でもこんなに払った記憶はないですが。
事前にホテルを確保しておいた方が安心できる、という方は、利用してみてもよろしいのでは。

下川島ホテル


◇◇

ちなみに、海外(中国)の旅行予約サイトを使うことに抵抗がなければ、インターネット上でも下川島のホテルの予約はできます。

「携程」 Ctrip (下川島のホテルでの検索結果)
http://hotels.ctrip.com/hotel/taishan729/location560/k2%E4%B8%8B%E5%B7%9D

こちらの方が、多少安いような感じですね。
Agodaと違ってオンライン決済ではないので、上のサイトで予約を入れて、宿代は現地での支払いになります。

以前、下川島の同じホテルに宿泊していた中国語をほとんど話せない日本人の方は、僕と同じランクの部屋に倍以上の料金を払わされていました。
そういうことをするホテルもあるので、交渉材料として、印刷して持っていくとよいかも知れません。

新潮45に紹介された下川島

新潮45の2月号で、下川島が紹介されている。
『中国、知られざる「売春の島」』
というタイトル。
記事の内容は、ネットで検索すればみつかるような情報がほとんどで、まあこんなもんか、という感じ。

ちょっと面白かったのは、下川島の「王府洲旅遊区」の歴史が紹介されていたこと。
記事を書いているフリーライターの佐藤英夫氏によると、「王府洲旅遊区」が海浜リゾートとして建設されたのは1984年のこと、その翌年には最初の置屋が2件オープンしたが、女の子2人だけの寂しいものだった。その後、10年くらいの間、さほどの盛り上がりはなかった。
ところが、95年以降、台湾人が売春目的でやってくるようになり、98年頃には30軒前後のホテルと、約10件の置屋ができ、女の子の人数も200人程度まで膨れ上がったのだそうだ。
下川島が日本人にも知られるようになったのは、たぶんこの頃だろう。

それにしても、
「当初はさびしいもので、湖南省からやってきた女の子2人(18歳と20歳)が働いているだけだった」
なんていう記述は、どこで取材したのだろうか。そもそも、27年前の置屋の女の子のことなんて覚えている人もいないだろうし。従業員名簿があるわけでもなかろうに。


それはともかく、メジャー雑誌にここまで書かれてしまうと、当局もそれなりに反応をせざるを得ないのではないかな。在日中国大使館だって、日本のメジャーな雑誌に中国がどう紹介されているかは、ちゃんとチェックしているだろうし。

ここで思い出すのは、かつての台北の一件。
あのときは、台北市の風俗スポットを紹介した日本語のガイド本「極楽台湾」が問題とされた。
当時の馬英九市長は、この本の中で、台北が売春しほうだいの街と紹介されたことに対して、
「市の印象を著しく傷つけた」
と激怒した。


昨年以来、中国では風俗取締が続いている。
こういうことがきっかけとなって、当局が何らかのアクションを起こすこともありそうな話。


下川島の秘密?

下川島で、こんな地図を見た。
海岸の立札に貼ってあった。

xiajun.jpg


王府洲海浴場と書いてあるところが、いわゆる下川島の遊びエリア。
そのすぐ隣、王府洲海浴場の砂浜からもよく見える場所が、軍事管理区に指定されている。
立ち入り禁止のマークも。
南シナ海には領有権に争いのある島も多いから(南沙諸島とか)、下川島あたりに海軍基地があっても不思議はない。

もしかして、下川島の遊びエリアが放置されているのは、海軍兵士の慰安のため?
でも、王府洲エリアでそれ風の人を見たことはないし。
置屋の関係者に尋ねても、全く関係ないと言っていた。

ということで、多分、関係ないんでしょうね。

下川島の食べもの

下川島食べ物は、おおむね淡白な塩味系で、日本人の口に良く合う。
中華料理なのに、あまり脂っこくない。

同じ海洋民族だから、味覚の嗜好が似ているのかもしれない。
中国のどこにでもあるような普通の大衆料理でも、下川島で食べると特においしい。

fangqie.jpg


これは、中国の大衆食堂では必ずメニューにある、ファン・チエ・ダン・タン。つまり、タマゴとトマトのスープ。僕はもともとこれが大好物なのだけど、下川島で食べると、格別においしい。


jinjiang2.jpg


次に、これもどこにでもあるチャオ・トゥー・トー・スー。
つまり、ジャガイモの細切りを炒めたもの。
全中国どこにでもある安い料理。
南方でこれを食べると、辛味が強すぎたり、ニンニクが効きすぎたり、油っぽかったり。
下川島で食べると、あっさり塩味で、油も控えめ。とにかくおいしい。

次も、ありきたりの、ザーサイ・ロー・スー・フェン。

jinjiang1.jpg


米粉で作った面に、ザーサイと豚肉の細切りが乗っている。
脂っこくなく、薄塩味。

台湾人や香港人は下川島では海鮮料理を食べるのだろうけど、日本人なら、そんな特別なものを食べなくても十分においしく暮らせる。

下川島2 (行き方)

下川島へは、広東省台山市の山咀港から船に乗って行く。

日本から行くのなら便数の多い香港空港を経由するのが便利。香港空港に着いたら、フェリーでマカオか珠海に移動し、珠海市のゴンベイのバスターミナルから山咀港までは高速バスで行く。そこからは船。

交通機関

珠海とマカオの国境ゲート付近には3つの長距離バスターミナルがある。
山咀港へのバスは、そのうちの1つ「信禾拱北通大客運站」から出る。

下川島へのバスターミナル

香港から珠海までフェリーで来た場合は、下船した九洲港からタクシーに乗り「信禾拱北通大客運站」と書いたメモを運転手に見せれば10分程度でバスターミナルまで行ってくれる。値段は15元くらい。

香港からマカオ経由で陸路でボーダーを越えて珠海に入った場合は、ボーダーの建物を出て右手にあるバスターミナルが「信禾拱北通大客運站」。道路を渡った向かいにも大きなバスターミナルがあるので、間違えないように。目指す「信禾拱北通大客運站」は、ボーダーから見て、道路の手前にある


【追記 2012.6】 信禾拱北通大客運站は、来魅力酒店の前に移転しました。
こちらの記事を参照ください → 下川島への新しいバスターミナル


珠海のバスターミナルから山咀港までは、「台山山咀 沿海高速」と書いてあるバスで行く。毎日6便ある。高速道路を走って2時間半程度。

8;15 10:30 11:30 12:30 13:30 15:05

なお、単に「台山」とだけ書いてあるバスは、山咀港から遥か離れた台山市の都心に連れて行かれてしまうので、決して乗らないように。「台山山咀 沿海高速」というバスならば、下川島への船の出る山咀港までノンストップで連れて行ってくれる。このバスを終点で降りると、目の前が下川島へのフェリーターミナルなので、迷いようがない。

台山のフェリーターミナル


入って左側のチケット売り場で、下川島へのチケットを買う。確か40元だったと思う。窓口と乗船口は、下川島と上川島で別れている。間違えて上川島行きのチケットを買わないように。

【追記】ターミナルの改修により、チケット売り場は入って右側、乗船口は左側になりました。また、船賃はたぶん値上がりしていると思います。

下川島への船は、夏季ならば朝8時30分から夕方18時30分まで原則1時間おきにあることになっているけれど、中国のことなので、あまり当てにせず、早め早めに動いた方がよいと思う。

最近は、下川島を訪れる日本人男性がやたら多いので、フェリーターミナルの案内板には、上の写真のとおり、
「お手洗い」
などと日本語が併記してある。
ただし、日本語が話せる人はフェリーターミナルにも下川島にも基本的にいない。

下川島への船は50人乗りくらいで、キャビンにはエアコンも付いている。
海はきれいだが、航行中は甲板に上がれないので、汚れた窓越しに見えるだけ。
南国の海を、約10キロ、30分ほどで、下川島に着く。

下川島の港


下川島に着いたら、周りの人に従って移動し、マイクロバスに乗る。料金は10元。バスはごく普通の農村を20分くらい走り、終点が「王府洲海浜旅行中心」の正門前の駐車場。
ここで入場料40元を払って、徒歩でリゾートエリアの中に入る。

【追記】入場料は65元に値上げになったらしいです。

下川島の港から「王府洲海浜旅行中心」までバイクタクシーで行く方法もある。こちらは20元くらい(交渉による)。ただし、危ないのでお勧めはしない。

下川島のバイクタクシー

なお、下川島への行き方は、下のガイドブックでも説明されている。
(画像をクリックで楽天ブックスの紹介サイトにリンク)




下の写真は、「王府洲海浜旅行中心」の入り口にある案内板。
ピンクで表示されている建物の殆どがホテル。

下川島のバイクタクシー

案内図を見て判るとおり、ビーチの背後にホテルが並んでいて、あとはレストランなどの飲食店と食料品店、雑貨屋があるくらい。リゾートとはいっても、おしゃれな店は1件もない。住み着いている女の子が多いので、女性服を売る小さな店は数軒ある。

エリアの中は、こんな感じ。

王府洲の町並み

ホテルはどこもたいしたことない。そのわりに、宿代は安くない。いわゆる観光地価格である。オフシーズンには宿代は暴落し、概ね100元台と安くなる。ハイシーズンはその倍以上。ハイシーズンの週末はそのさらに1.5倍以上になる。

ホテルは予約がなくても泊まれる。探せばどこか見つかる。フロントに行って、値段を聞いて決めればよい。


ベトネベートスカルプ