湾仔口岸 (マカオ=珠海)

前回の記事のとおり、新しい横琴口岸は、すでにさほどすいている訳ではありません。通過した後の交通も不便なので、個人的には今後しばらくは使うことはないだろう。

昔から(そして今でも)メインのボーダーである拱北口岸は、曜日と時間帯によっては猛烈に混雑する。通過に2時間以上かかることもしょっちゅう。

ちなみに僕は昔、珠海からマカオに抜ける際、マカオ側イミグレの狭いホールの人込みの中でスリにあったことがある。あのときは、お金とカードと連絡先のメモを失くして、本当に困った。
込んだ日には、拱北口岸は通りたくない。

比較的すいていて、穏やかに、安全に、通過できるボーダーと言えば何と言っても湾仔口岸。
こういうのをいわゆる「穴場」というんだろうな。
以下、マカオから中国本土へのボーダー越えをレポートします。


湾仔口岸

写真の右側がマカオで左側が中国本土の珠海市。

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旧市街地の新馬路の突き当たりを左折して数十メートル行ったあたり、萬事發酒店の左側の通路を入って行くと、内港客運埠頭と表示された建物がある。横琴や拱北の施設とは比較にならないほど簡素な建物です。

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時刻表は下の写真のとおり。
便数は結構あるけれど、どちら向きの便も午後4時台で終わってしまうのが残念。

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船のチケット売場とイミグレは、建物の2階にある。
出航の10分前くらいに駆け込んでも、ちゃんとチケットを売ってもらえる。
片道15パタカ(または香港ドル)。
(追記:たぶん値上げしています)

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船のチケットを買ったら、同じフロアに出境のためのゲートがあるので、マカオ側の出境手続をする。普通に国境を越える時と同じような手続きです。

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並んでいる人もさほど多くはなく、すんなりと通過できました。
なんて楽なんだろうかと、少々感動。
拱北口岸や横琴口岸の大行列に耐えることを思えば、まるで天国のようです。

イミグレを抜けたら、狭い階段を1階に降りて船の到着を待つ。

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乗船したところ。

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マカオの景色が徐々に離れていき、大陸中国の景色が徐々に近づいてくる。
その間、わずか数分。

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湾仔口岸の免税店。

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免税店の前を過ぎると、中国側の入境手続。
ここでは、入境書類を記入するためのクリップボードを貸してもらえます。

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これまで中国のいろいろなボーダーを通ったけれど、陸路はもちろん空港でもこんなの見たことがない。
小規模施設ゆえ、様々な気配りが可能なのかも知れないです。

下の写真はボーダーを抜けた後、後ろを振り返って撮影したもの。
中国側のイミグレも、さして並ぶことなく、すんなりと通過できました。

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湾仔口岸の外観です。

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最終便の時間が早い点がネックだけれど、珠海マカオの行き来には、この湾仔口岸を使うのが圧倒的に楽です。

中国本土に入境したあと、拱北方面に向かうには、300メートルほど歩いて「湾仔」バス停から62路のバスに乗ります。
バスの路線図は下のとおりです。

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9停目、「新市花園」で降りて、あとは徒歩になります。
「新市花園」のバス停は、蓮花路の昌安酒店の角を西に折れて、迎賓南路を越えたあたりです。蓮花路からは約850メートル。

なお、口岸のすぐ前から出ている61路や14路は拱北方面に右折せず、まっすぐ珠海中心部方面に行ってしまうので乗らない方がよいと思います。

タクシーも沢山走っています。湾仔口岸から拱北まで20元程度ですので、タクシー利用がおすすめです。






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