マカオの風俗 1 (ホテル小姐)

マカオの夜遊びと言えば賭博と風俗。
いろいろと不自由な中国本土から自由なマカオへは、ボーダーを徒歩で越えるのみ。日本人ならビザもいらない。それだけで合法的に賭博と風俗を楽しめるようになる。

マカオの風俗と言えば、浴室、サウナ、夜総会。
浴室やサウナ、夜総会は、大陸中国にも似たような風俗がたくさんある。マカオらしいということでは、リスボアホテルの回遊魚が印象的。あとは、旧市街のボロホテルのロビーにたむろする大陸妹とか。

1.リスボア回遊魚

マカオの風俗の象徴にもなっているリスボア回遊魚。

ホテルの通路で客引きをしているので、風俗目的でマカオを訪れたのではない一般観光客でも見物可能。だからこんなに有名になったんでしょう。
「香港マカオ4日間」のようなツアーでやってきた日本人のおばさんグループが、「なんか怪しいわね」なんて言いながら眺めている。そのとおりです、とても怪しいんです。いや妖しいんです。

マカオでは公共の場所に立ち止まって客を引くことは違法なので、彼女たちは常にショッピングモールを歩いて往復している。ひとときも停まらぬその姿が回遊魚のようだということで、誰かがリスボア回遊魚と名付けた。

現在、リスボアと名のつくホテルは2件ある。昔からあるリスボア・ホテルと、新しくできたグランド・リスボア。回遊魚がいるのは、古いほうのリスボア・ホテルの1階(Gフロア)のショッピングモール。
欧米系の豪華な大規模カジノが増えてきたマカオの中では、今となっては見劣りする感さえあるリスボアホテル。しかし、かつての東洋の魔窟っぽいイメージのマカオを見たければ、このリスボアホテルこそが魅力的なホテルだと、個人的には思う。
ちなみに、沢木耕太郎の「深夜特急」で主人公がギャンブルにはまるのは、このリスボアホテルのカジノ。

risboa

リスボア回遊魚は、写真の入口から金属探知機のゲートを通ってカジノに入り、フロアを右側に3分の1周ほどして、2号出口を出ると、目の前にたくさん歩いている。
最初からリスボア回遊魚だけが目的なら、写真の入口の向かって右30メートルほどのところ、中国工商銀行の右側に通用門のような小さな入り口があるので、そこを入ると、すぐに回遊魚が生息するエリアに出る。

軽食レストラン「楽宮餐廳」からは、ガラス越しに行き交う女の子を眺めることができる。ビールでも頼んで、ゆっくり眺めるのもおつなものです。「回遊魚」という名称は、このレストランからガラス越しに見る姿が、水族館の回遊水槽のようであるところから命名された、という説もある。

通路でピックアップする(正確には「ピックアップされて部屋に連れて行かれる」)システムからすると、リスボア回遊魚は「街娼」または「立ちんぼ」というジャンルになりそうだけど、ここの女性たちには、「立ちんぼ」という言葉から連想されるような、場末じみた雰囲気はかけらもない。

たとえば、リスボアホテルを回遊していた黒龍江省出身の○○嬢は、世界一美しい政治家にも選ばれた八戸市議の藤川ゆりさんをもう少し賢そうにした顔をしていた。
リスボアの小姐は、普通はバリバリのメイクをしているものだけど、彼女はすっぴん。ほんとうに一切化粧をしていない。リスボアですっぴんの売春婦は、彼女以外見たことがない。
化粧をしないのかと聞いたら、「しない」と一言。それでも客はいくらでも付く。すっぴんなのに、大勢の中でひときわ美しいのだから、その素材のレベルの高さ、畏るべしである。

リスボア回遊魚の相場、というか、カルテル価格は、800香港ドル。7、8年前の500香港ドルに比べると60%もの値上げ。
しかし、中国本土から来ている彼女たちの稼ぎは、最終的には人民元に両替されるのだから、「香港ドル>人民元」の時代から、為替レートが逆転して、今では「香港ドル<人民元」になっていることを考えれば、法外な値上げとは言えないだろう。

【追記】現在、リスボア回遊魚のカルテル価格は1500HKDになっている。こうなると価格に見合うか疑問。


2.ボロホテルの鶏たち

リスボアホテルのフッカーに比べれば格下になるけれど、素朴な味わいの風俗と言う点では、旧市街に位置するボロホテルのロビーに巣くう女の子も捨てがたい。
大陸からやって来たばかりの垢ぬけない娘も多く、珠海の女の子と遊ぶのとあまり変わらない。個人的には、生意気なリスボアの売春婦よりもこちらの方が好きだ。

この手の遊び場として有名なのは、リスボアホテルからマカオ半島の反対側に真っ直ぐ抜ける道路(新馬路)を西に進み、突き当たり少し手前、左側の富城賓館。(※注 追記を参照してください)

富城賓館

1階のロビーに数人から20人くらいの女の子がたむろしている。人数は時間帯によって違う。
1人を選び、女の子が長期でとっている部屋に上がり、ショートで遊ぶ。部屋は生活感にあふれている。値段は、日本人相手の言い値は400香港ドル。別途部屋代を払う必要はない。ただし、オプション(Chui)は100HKD追加と言われる。

富城賓館の周辺は、マカオの旧市街。かつては半島のこちら側がマカオの商業の中心だった。
マカオと言えば洗練されたきらびやかなカジノをイメージするかも知れないけれど、この付近にはそのイメージからはほど遠い、庶民の景色が広がる。
富城賓館の脇には乾物屋があり、こんな風に路上に魚が干してあったりする。

富城賓館の付近


【追記 富城賓館は2012年に、富麗賓館は2013年に、いずれも改装して、一般ホテルになりました。もう女の子はいません。】


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