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BBCと中国の売春

BBCの中国語サイトは、ときどきこういう余計な記事を配信する。


中国の高級外資系ホテル、公然と行われる組織的売春の実態

中国の大都市に存在する高級外資系ホテルで、組織的な売春ビジネスが公然と行われている。

ヨーロッパ最古の高級ホテルグループ、ケンピンスキーが中国で運営するケンピンスキーホテル青島(青島凱賓斯基飯店)では、売春婦が常に待機している。ホテルのスパにある表示に従って地下に行くと、1室の狭い部屋に10数人の売春婦がいた。係員の男は「女の子は時間制?それともひと晩貸切制?」と言ってきた。

(中略)

中国でも売春は違法だ。しかし、非公式の統計によると、実際には400万人から600万人が性産業に従事しているという。たとえ世界的に有名なホテルチェーンでも、中国にあるホテルならば売春婦がいても不思議ではない。
河南省鄭州市のラマダプラザでは、「特殊サービス」の料金が書かれた紙が用意されていた。

BBCの記者が鄭州市、陝西省西安市、青島市、広西チワン族自治区南寧市の外資系ホテルに電話取材を行ったところ、7%のホテルが売春婦の斡旋サービスがあることを認めた。

青島市のインターコンチネンタル青島では、スパを通して売春婦を頼み、チェックアウト時にフロントデスクでその料金を清算することが可能だった。

(以下略)


BBCの元記事はこちら
引用した翻訳文の出典はこちら

よけいな記事を書いてくれるなぁ。
そういえば、BBCの中国語サイトは、今年の5月には、東莞市の風俗業界を取り上げていた。

「性の都」広東省東莞市に潜入、性産業の実態をレポート

東莞市は「性の都」と称され、「地獄の沙汰も金次第」を地で行く場所だ。香港メディアはかつて、信じられない驚愕のデータを伝えている。東莞市の約1割の人口の地方出身者が何らかの形で性産業に従事しており、その数は50~80万人。売春婦の数は30万人を超えるという。

売春婦たちはここでは「技工(職人)」と呼ばれ、主にマッサージ店や美容院、サウナ、ホテル、キャバレーなどで働いている。警察の一斉捜査で摘発されたばかりの風俗店の女性オーナーは「いつもなら150元(約2400円)で女の子2人用意できるんだけど」と話す。

(以下略)


BBCの元記事はこちら
上の翻訳文の出典はこちら


どちらも元はBBCの「中国語サイト」に掲載された内容。

思うんですが、中国語を解する人々は、中国が売春の超大国であることなど、いまさらBBCから指摘されなくてもよく知っている。こんなことをわざわざ報じる意味があるんだろうか。
こういうことをされると、また北京のお偉いさんから余計な命令が出たりしかねないんで、やめてもらえないかな・・・

そもそも、中国に売春婦が多いのは今に始まったことではない。
孫文の中華民国の時代から、中国を訪れた外国人がもっとも驚くことのひとつは、
「どこにいっても売春婦がいる」
ことだった。

たとえば、日本の小説家松村梢風(明治22年~昭和36年)は、中華民国の売春婦について、こんな風に書いている。村松梢風は、直木賞作家村松友視の祖父。

売春婦のことを支那では鶏(ちー)と云ふ。支那はどこに行っても鶏の居ない処はない。旅館でも、往来でも、鶏を見うけない場所はない。
(中略)
鶏の服装は無論一定しないが、女学生風が一番多い。髪に鏝をあて、鼈甲縁の眼鏡をかけ、冬ならば派手なコートを着てゐる。それが支那のモダンガールである。その他に、芸妓風、細君風、素人娘の風、いろいろある。

(松村梢風「支那漫談」改造社 昭和12年)



これは1937年(昭和12年)に発表された文章。
BBCさんの報道は、基本的にはこのいにしえの文章と大差ない。

それに、松村梢風の時代に比べれば、中国の売春業は厳しく取り締まられている。
外国企業の第二次中国進出ブームがあった1990年代頃と比較しても、中国の風俗業はずいぶんと粛清されている。

そういうわけなので、中国に売春婦が多いなどという話題は、今更わざわざニュースにする価値などないんだから、BBCさんには、以後はぜひともこういう報道はやめてほしいところだなぁ。


 
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