東莞(トンガン)のサウナの取締り (その3 余波)

寒いのに大変ですね・・

哈尔滨4800余警力一夜清查酒店、洗浴等2700余家
http://legal.people.com.cn/n/2014/0214/c188502-24362761.html

この取り締まりがあった日(2月12日)のハルピンの気温は、最高マイナス12度、最低マイナス25度。
そんななかで、4800人の警官を動員し、市内のホテルや沐浴施設など2700箇所を立入検査。検挙者は50数名とのこと。

一方、熱帯に属し、本日の最高気温27度、最低気温18度、「中国のハワイ」海南省の三亜市でもやってます。
http://news.xinhuanet.com/yzyd/legal/20140213/c_126126789.htm?prolongation=1

北は凍えながら、南は汗をかきながら、現場の一般警官殿は大変だ。中国は広いですね。

そして深センでも。
http://news.xinhuanet.com/yzyd/legal/20140213/c_119320112.htm?prolongation=1
2月10日からの3日間で、延べ1万人近い警察官を動員し、約2,000箇所を立入検査。サウナ、マッサージ、KTVなどローラー的にやられています。逮捕者は約100人。

上に上げた各都市のほか、山東省、江蘇省、浙江省、湖南省など各地で動員警察官が数百人規模の取締がここ数日の間におこなわれた模様。
震源地である東莞市の公安局長・副市長が解任される事態になっていますから、あちこちのお役人さんが、「次は自分の身が・・・」と慌てているんでしょう。

saohuangditu.jpg


騒ぎが大きいわりに売買春当事者の検挙者数はさほど多くなかったのですが、これは時期的なことが理由だと思います。
元宵節(旧暦1月15日)が過ぎないと農村の女の子たちの多くは都市に戻ってきませんから、それをわかっている中華圏の男性もあえてこの時期を選んで遊びに行く人は少なく、今は中国の性風俗産業が1年でもっとも繁盛していない時期です。

勝手に想像させてもらうと、CCTVがこの時期を選んであの番組を放送したのには、そういう意味もあったのかと。東莞の風俗店が閉鎖されても、今なら女の子らはそのまま農村の実家にいればよい。混乱がもっとも少ないのは今の時期のはず。
数十万の失業者が都市に溢れないよう、女の子や出稼労働者らが街を離れるのを待って空爆した・・・のかも知れない。他にこの時期をえらぶ理由はとくに思いつかないし。


2003年にもあった

ところで、実は東莞の性風俗の実態が中央電視台(CCTV)の報道番組で暴露されるのは初めてではなく、2003年には東莞市の樟木頭の風俗店を舞台に同じことがありました。

このときも中央電視台の報道をきっかけに東莞全域で取締がおこなわれ、3日間で延べ38,000人の警官が動員され、7,000以上の娯楽施設が立入検査を受けています。

その後も、東莞では「徹底取締」が数年おきにおこなわれています。2008年以降はほぼ毎年です。ここ十数年の東莞の取締のざっくりした概要がこちらにまとめられていました。

http://politics.caijing.com.cn/2014-02-11/113899406.html

しかし、その「徹底取締」の成果は・・・

これまでは、テレビで取り上げられ、取締がおこなわれ、いつの間にか元に戻る、というのがお決まりのパターンでした。
こんな説明図もありました。

saohuang.jpg
出典:財経網

そういうことからして、今回もまあ・・・と思っている人が大半なのでしょう。

さて、今回のなりゆきは・・・今後、5月の連休明けから7月あたりにかけての状況を見れば、中期的将来予測ができるかな。


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