西紅柿炒蛋(蕃茄炒蛋)を日本の中華料理屋で食す

中国の代表的な家庭料理「西紅柿炒蛋」(別名:蕃茄炒蛋)は、日本ではなぜかほとんど知られていないです。

西紅柿(=蕃茄)は、中国語で、トマトのこと。
蛋は、タマゴ。

トマトと鶏卵を油で炒めただけの、非常にシンプルな料理です。中国の大衆食堂のメニューには、ほぼ必ず載っています。特別な味付けはなく塩と砂糖程度ですが、トマトの酸味とタマゴの甘みがバランスして、メチャウマなんです。


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そしてこの料理は、非常に日本人の口に合うんです。中国在住の日本人は、みなさん「おいしい」と言います。
僕も中国にいたころ週に2回は食べていました。

しかし、日本全国にあまたある中華料理屋では、青椒肉絲や麻婆豆腐や回鍋肉はメニューにあっても、なぜか「西紅柿炒蛋」(蕃茄炒蛋)は見かけません。

めちゃうまなんだけどなー。

自分でつくるなら、こんな感じで。




美味しく作るコツはひとつだけ、、、トマトと卵は別々に軽く炒めて、それからあわせます。最初から一緒に炒めるとベチャベチャになります。

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そんな中国の庶民料理を、中国のままの味で食べられる中華料理店を見つけました。

場所は池袋北口。
横浜中華街は日本人観光客のための中華街ですが、池袋北口は中国人のための中華街。そこにある中国人経営の店に、探していた「西紅柿炒蛋」(蕃茄炒蛋)がありました。

日替わりランチで、600円也。安いです。


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メインの「西紅柿炒蛋」(蕃茄炒蛋)のほかに、小皿の麻婆豆腐と、とろみのある中華スープがつきます。麻婆豆腐は、山椒の実を噛むとピリッとした味が口中に広がる中国風の麻婆豆腐。
デザートの杏仁豆腐は日本式の寒天状のものではなく中国式のやわらかいものです。
ご飯とスープはおかわり自由。
これで600円はお値打ちです。

ご飯に乗せると味がしみて、もー、ウマ過ぎなんです。

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その他、レギュラーのランチメニューもいろいろ。
麺類、チャーハンセット、などなど、700円~900円で、ボリュームたっぷりです。


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この店「永利 本店」は、夕方から夜にかけては予約が必要なほど混むらしいですが、オフィス街から離れているため、ランチはそれほど混みません。


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店内は広く、店員はみな中国人。
女性店員は、長い髪を後ろで束ねる典型的な中国の服務員スタイルです。


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店の場所は、ラブホテル街の横の「へいわ通り」を入って百メートルほど先の右側です。池袋北口から徒歩5分。


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地図 https://goo.gl/maps/naE2E


今回行った本店のほか、池袋西口のマルイの近くに1店舗、有楽町線豊洲駅の近くに2店舗あるらしいです。


余談ですが、店名に「永利」(永遠の利益)とつけるのは、いかにも中国人経営の店っぽいですね。
似たようなものは、「佳利」、「恒利」、「安利」なんていうのを見たことがあります。「佳利」は池袋西口の台湾人ママが経営するチャイナパブの店名、「恒利」は常平のDVDショップの名前、「安利」は連鎖販売のアムウエイ。
日本人なら儲け心はシャツの下に隠しておくものなんですが、堂々と表明するところが中国人ぽくて面白いです。




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