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ハニートラップ防止ポスター 中国版

他国に赴任した外交官や企業人が、現地の諜報機関が仕向けた女性の色仕掛けに籠絡され、国家や自社の機密を漏らしてしまう。ハニートラップというヤツですが、中国は昔からこれが得意です。中国の女性は魅力的ですからね。おちる人もさぞかし多いことでしょう。

2004年には日本の上海総領事館員が中国公安局のハニートラップにひっかかって自殺しました。また、元首相の橋本龍太郎が訪中時にハニートラップにかかった話は、もはや公然の秘密です。
中国では女性を利用した工作活動が活発におこなわれているようです。

しかし中国側に言わせると、
「欧米こそがそういう汚い手を使う奴ら」
ということになるらしく・・・

中国の超大国化にともない、今度は逆に中国の公務員が外国工作員からハニートラップにかけられるケースが頻発しているとかいないとか・・・
たしかに、CIAあたりは中国の諜報機関など足元にもおよばないほどエゲツナイことを平気でやりますもんね。

最近、北京の地下鉄駅構内には、政府の国家安全局が作成した、こんなポスターが貼ってあるらしい。

htch3.jpg

この駅「東単」付近には商務部(日本で言えば経産省)などの主要官庁があります。

漫画形式のこのポスターのタイトルは「危険的愛情」(危険な愛情)。

2902.jpg

ストーリーをかいつまんで説明します。
ピンクの文字が主人公の李ちゃんです。李ちゃんは中国の国家公務員です。

今日ね、外国人の友達のところでパーティーがあるの。李ちゃん外国語を練習したいでしょ。こない?
うん、いく!

僕はDawei。中国の研究をしています。みんなと親しくなりたいです。
李と言います。大学卒業後、公務員試験に合格して、中央政府の対外宣伝部門で働いています。

パーティーのあと、二人は頻繁に逢うようになりました。

君は綺麗で、優しくて、頭が良いね。一目惚れしちゃった。

htch1.jpg

二人は付き合うようになりました。
やがて、Daweiからこんな要求がくるように・・・

君は中央政府の秘密情報に接する仕事をしてるんだろ。学術論文の参考にするだけだから、少し教えてくれないか。
わかったわ・・・これがコピーよ。用が済んだら返してね。
大丈夫。

やがて、国家安全局の捜査員が、李ちゃんのところにやってきます。
手錠をはめられ、連行された李ちゃん

htch2.jpg

Daweiは外国のスパイで、我が国の軍事情報を集めている。
君は国家公務員なのに、機密意識が足りなさすぎる。君の行為は違法行為だ。


知らなかったんです。わたしは利用されただけです。

国家公務員の機密意識を啓蒙するのが目的のこのポスター。
はめる側が男性、はめられる側が女性になっているのはどういうわけだろう。

中国では重要な職に就いている女性はとても多いけれど、それでも今のところ基本的には男性主導の社会です。狙われるなら男性が多いはずですが。

恋愛で籠絡されやすいのは男性よりも女性という発想からできたポスターなのかな?

日本の政治家がフラフラと引っかかりそうな、
「娘くらいの年齢の女性にセックス接待を受けて、写真を撮られちゃった」
みたいなパターンとは、ちょっと違う視点ですね。

話は少しずれますが、日本のテレビにでている元政治家の人が、
「中国に出張したらホテルの自室でいきなり裸の女性が待っていたという話を聞いたことがある」
みたいなエピソードを紹介して、
「中国って、そういう露骨なことをする国なんですねー」
なんてコメントしていますが、これは話が逆ですからね。

中国がそういう露骨な演出をする国なのではなく、日本のおっさんがそういう演出に引っかかりやすいから、わざわざそういうやり方をしているわけなんです。
自然で上品な出会いを演出したほうが引っかかりやすい相手には、諜報機関側もそういう演出をしてくるわけです。当然。

鏡をみて、
「こいつら下品だなぁ」
とけなすような馬鹿な真似をしないでね。
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