旅行に行きたい

久しぶりに中国を旅したいと思っています。
ここ数年、中国に行くのは出張か、もしくは風俗目的の旅行。たまにはそういうのでない普通の旅がしたいなぁ、と。
ゴールデンウイークは他の予定があるので、夏休みに旅行に行こうかな。

ブログには中国の旅行の話はほとんど書いていませんが、僕はむかしから中国国内をわりと旅行しています。
中国では、何年か前まで、年に3回も7連休がありました。春節と労働節と国慶節です。この連休を利用して、飛行機と鉄道、長距離バスを組み合わせて、せっせと中国を旅していました。

おおむね中国の東西南北を旅しましたが、残念ながら、まだチベット自治区には行ったことがありません。
パーミット(入境許可証)が取れなかったからです。

一応説明しておくと、外国人がチベット自治区に入るには、中国ビザの他にチベット旅行局が発行する入境許可証(TTBパーミット)が必要です。チベットは政治的に微妙な状況にあるので、外国人の訪問をコントロールするための政策です。
このTTBパーミットの発行条件は、そのときどきの政治状況によってころころ変わります。

僕がかつてチベット旅行を計画していた頃は、チベット各地で暴動があったりして当局が警戒していたので、個人旅行者にはパーミットは発行されていませんでした。

が、先日、ネットを見ていたら、こんなブログを見つけました。

  KEIKI* PORORI 俺らチベット行けるってよ。

この記事によると、今は、日本人の一人旅でもパーミットが取れるらしい・・・

なんだそれ?
チベットのパーミットは、建前としては「ツアーに参加」という形式になります。したがって、人数がまとまらないと発行されません。ひとり旅の場合は、成都などのゲストハウスで仲間を探して、一緒に申請することになります。

ところが、今は、そんな建前もなくなってしまい、ひとりでも発行してくれるらしい。
チベットの入境条件がこれほど緩くなったことは、いままでなかったんじゃないだろうか。
去年の4月の情報なので今はもう変わっているかも知れませんが、これはトライしてみる価値がありますね。

しかしまた、こんな残念な情報も。

パーミットの取得の際に、ホテルや移動手段、ガイドの名前、チベットへの入境手段、時間、旅行路線を事前に報告する必要があります。(中略)
以前は一旦チベットに入域してしまえばあとは自由に行動ということもできましたが、最近は厳しくなりそういったことも一切できなくなりました。ガイドがいないと観光地でチケットも売ってもらえないこともあります。
チベット旅行パーミットについて(西安中信国際旅行社)


つまり、パーミットは貰えるれど、事前に申請して許可された旅程どおりに行動しなければならず、しかも外国人専門の観光ガイド(※注:監視役とも言う)の同行のもと、粛々と観光地をまわることになるようです。

むかしは、パーミットをとっていったんチベットに入ってしまえば、あとは行く先々の都市で外国人旅行許可証を申請するだけで自由に個人旅行できました。しかし、今はもうそんな緩いことを許す状況ではないようです。

そんなに不自由な旅行なら、やめておこうか...
もう少し状況の好転を待ってからにしたほうがよさそうです。
あと10年くらい待ったら、個人で好きなようにチベットをぶらぶらできるようになるだろうか?

ちなみに、僕はチベット自治区には行ったことがありませんが、チベットには行ったことがあります。
今の地図上の「チベット自治区」は、中華人民共和国政府が決めた行政区画としての「チベット自治区」です。
文化圏としての「チベット」はそれより広く、青海省のほぼ全域と四川省の東北部分は実質的には完全なチベットです。

塗り絵をしてみました。

20160411_1315920541.png

緑は行政区画としてのチベット自治区。
その上の紺色に塗った青海省は全域がチベット文化圏です。
四川省の東部(青色)、甘粛省の一部(黄緑)、雲南省の一部(オレンジ)も、チベットです。
色付けしたエリアは、いずれも本来はチベット人の土地です。

チベット自治区以外のチベットには何度か足を踏み入れているので、チベット的な雰囲気はすでに経験済みです。町の雑貨屋の前で、チベットの民族衣装を来た女の子がアイスキャンデーを買い食いしていたりするんです。
ラサの有名なお寺までいかずとも、チベットの空気は十分あじわえます。

で、今考えている旅行先についてですが、成都から北上して甘粛省の蘭州を目指そうかな、と思っています。
バスを乗り継いで3日程度のこのルートは、バックパッカーの教科書に出てきそうな超メジャーなルートです。途中に有名な観光地「九寨溝」があるので、道も比較的整備されているし、バスの便も悪くありません。



4000メートル級の高原や山岳地帯を経由するので、ダイナミックな景観が待っているはずです。
途中に、2008年の四川大地震の被災地「汶川」があります。その復興の様子を見てみたい、というのも、このルートを旅してみたい理由のひとつです。

あとは、時間がとれるかどうか、ですね。
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